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【感想_0001】『ブチ抜く力』/ 与沢翼

本のタイトル:ブチ抜く力

著者の紹介:

高校中退後、偏差値30から8カ月で早稲田に合格。22歳在学中にアパレル起業。
3年で月商1億5千万企業に成長させ、東京を中心に7店舗を展開するも6年目に倒産。
その後情報商材ビジネスで半年で7億円を稼ぎ、ネオヒルズ族という言葉を生むほど勢いのある若手経営者となるが、豪勢な金遣いや法人税滞納等により会社倒産及び自己破産。
自宅や高級車等を売り、未納金を1億円まで減らしたところで、還付金1億円受け、借金を0にするが一文無しに。
その後元々の知名度と破産などの話題でブログへのアクセスが殺到し、広告収入を得たりメルマガの会員を7万人(月600円)集めたりすることで、数千万円の現金収入を得る。
その後は仮想通貨リップルに1億3000万を投資し、3ヶ月で27億円に増やしたり、海外移住(ドバイ・隊・シンガポール・マレーシア等)をきっかけに海外不動産投資を行い、世界各地に計40戸(2019年時点)の高級不動産を所有。
現在はドバイで生活中。


 
 
 
 

本の全体像:

2度の破産を経験した与沢氏が、他の人と圧倒的な差をつけた結果を出すために必ず守っている法則を以下6つの分野でまとめている。

  • 基本の法則:6つ
  • ビジネスの法則:7つ
  • 投資の成功法則:9つ
  • 健康の法則:7つ
  • 情報収集の法則:2つ
  • 未来予測の法則:5つ

特に「基本の法則は」その他のどの法則に対しても、基本的な前提となるもので、6つの中では一番大切にしているもの。

本の中で最重要だと思うポイント3つ:

  • 1つの目標に全力を注ぎ、それ以外を一切絶ち、“超短期決戦”で物事に取り組む
  • 目標達成は、まずセンターピンを定め、最低3週間”ストイック”に愚直にやり抜く
  • センターピンの見つけ方は、「これじゃないか?」「自分はこう思う」を見つけて試す

自分に応用できること:

3週間スパンでの短期集中を応用し、9月中に利益100万を達成させる

Yahoo以外には手を出さずに、一点集中で上記目標を達成させる

 
 
 
 

Takeaways:

1. 私が実践してきたのは、非常にシンプルです。それは、「とにかく1つの目標に全力を注ぎこみ、結果を出すまで辞めないこと」です。あれもこれもといろんなモノに手を出すと、どれも薄っぺらい結果しか手に入らない。受験を志したときは彼女を切り、ケータイを解約し、友人とも8か月遊ばない。大学座学中に起業した時は、授業を切り、サークルや飲み会を絶ち、友人はほとんどいない中で取り組む。(基本の法則:ルール1 1つの事に魂を売り、ブチ抜く)
 
 
 
 
2. 「ほどほど」ではいけない。「ブチ抜いた存在」にならないと、その後の結果が好転しない。例えるなら飛行機の離陸と同じ。一度離陸すればあとは緩やかに力を入れなくとも風の力で飛べる。多くの人は離陸する前に走行を停止する。そして「ブチ抜いた」存在は、周囲から一目置かれる。いい仕事やいい話など、ブチ抜いて目立つからこそやってくる。(基本の法則:ルール1 1つの事に魂を売り、ブチ抜く)
 
 
 
 
3. 最短最速であることが最強のソリューションである。一度目標を決めたらそれ以外は一切絶ち、超短期決戦で物事に取り組む。結果、大切な人を悲しませたり、貴重な機会を逃したり、信じられない代償を払う可能性もある。しかし「ブチ抜く」には何かしらの代償を払わなければならない。ただしそんな状態は長期間続かないし、心がお折れ、人生を楽しめない。いかにハードであっても、短期であれば頑張れる。また「1年で10kg減らした人」よりも「1カ月で10kg減らした人」がいたとしたら、後者の方が話を聞きたくなるはず。期間があり得ないほど短いという事だけでも希少価値がある。その時点で「一目置かれる人」となる。最短最速だからこそ、効果も出しやすく、結果以上の付加価値もたらされる。(基本の法則:ルール2:最短・最速で圧倒的な結果を出す)
 
 
 
 
4. もしあなたが今、何か悩みを抱えていて、お金も不足している状態であれば、まずは目標を「お金を稼ぐ」という1点に絞るべき。それ以外の目標は一度すべて捨てるべき。そうすれば後の人生は楽に飛行できるようになります。お金を使うのは飛行した後です。あたしが大学時代に会社を起業できたのも、10代で700万円という貯金をアルバイトでためて、また1年7カ月1円もおろさなかったから。つまりお金を先に使うなど論外なのです。お金を使っていいのは、お金をより多く稼ぐための投資にだけ。まずはとにかく稼ぐ、お金の不足している人が消費にお金を使うなどありえないです。何度も言いますが、ほとんどの問題はお金さえあれば後からいくらでも解決できます。しかし、お金のない状態では、全ての問題はいつまでたっても解決しません。あなたが別の事柄に使っている時間、エネルギー、資金、人脈、全てのものを、お金を稼ぐという1点に集中してください。そのためには。人付き合い、習い事、コミュニティ活動など、稼ぎに貢献しない全てのものを容赦なく着る必要があります。(基本の法則:ルール3:自分の幸せは「お金」の上に成り立っている事実を認めよ)
 
 
 
 
5. 目標を達成するために私が最初にやる事は、「センターピン=本質は何か」を考えること。センターピンの見つけ方は、間違ってでもいいから、「これが本質ではないか?」と思えるものを捉えて、すぐに試すこと。またセンターピンを見つけたら、最低3週間は続けること。私はセンターピンを決めたときは、3週間は余計なことは考えずに、必ずほかの情報はシャットアウト。馬鹿になって愚直にやり抜く。センターピンが間違っていたら、修正すればいいだけ。間違った際には新しいセンターピンを捉えて3週間やり切る。(基本の法則:ルール4:センターピンを掴め。そして3週間徹底的にやり切れ。
 
 
 
 
6. 目標を達成するためにはストイックであること。ストイックとは「24時間いつもそのことだけを考える」ということ。多くの人は甘えを設定しがち。「深夜残業で疲れたから今日は筋トレはやめておこう」「恋人の誕生日だからフルコースを食べても仕方がない今日だけはok」「上司に怒られて嫌な日だったから甘いものでも食べて元気を出そう。」これらは、何かしらの理由をつけて自分が設定したルールを変えてしまう言い訳でしかなく、ブチ抜いた存在になれない理由。関係ない。決めたことはやる。守れないなら最初から決めない。なぜなら破るたびに自信を失っていくから。いかに自分が不安でも、体力的、精神的にきつくても、決めたことはやり抜く。(基本の法則:ルール5:成功したいなら人の意見は聞かずにストイックにつき進め)
 
 
 
 
7. 資産9兆円を持つ世界一の投資家の独自の哲学で、私が最も賛同するのは「決して群れない」という点。彼は一度20代に都会に出たが、すぐにネブラスカ州のオハマに引っ込み。現在も投資家を続けている。私自身も何百人を動かしていた時を上回り、現在年間10億円前後の純利益を一人で稼げている。なぜ一人でいることがビジネスを成功するカギになるのか。

  • 自分と向き合える時間が持てる
  • 物事スピードが速くなる
  • 一人であればあるほど本気が出る
  • 固定費が減り常に余裕が持てる(ビジネスの法則:ルール9:群れるな。成功するためには最少人数を保て)

 
 
 
 
8. 最初は小さく始めるでいい。手広く始めて再起不能になるより、まずは小さく始めて余力を残しておく。小さく始めてコツをつかんだら、一気にアクセルを踏む。強くアクセルを踏まなくてもゆっくりと成長していくことはできます。しかしブチ抜くにはスローペースではいけない。だったら最初からアクセルを踏み込めばいいと思うかもしれないが、どこで全力を出せばよいか分からないうちは、時期尚早。例えば、見通しの悪い道で時速200kmを出すと事故を起こすが、高速道路に入り道が開けたときにはじめてスピードが出せるのと同じ。あとは基本の法則に則って行動するだけ。(投資の成功法則:ルール14:「継続力」と「加速力」前に進みながら手ごたえを感じた瞬間にアクセルを踏み込め)
 
 
 
 
9. 必要な情報を調べる際の情報収集も3週間。情報収集・分析・検証でセンターピンを見つける。
a. 1週目:全体像を把握する
  i. 特に登場プレイヤー、相関関係、勢力図などを叩き込む
  ii. 目安はその業界の人なら知っていて当たり前の情報を知るレベル
b. 2週目:推論を立てる
  i. 集めたデータを基に、登場人物の強みや弱み、特徴、差別化ポイント等の分析を行う
  ii. 2週目の後半には分析を基に、「今後はどの会社が伸びていくのか」などの将来を予測できるようにする
c. 3週目:センターピンを設定する
  i. 推論を基に、「自分はこう思う」や「こうなんじゃないか」という自身の行動指針を決める
  ii. その際は論理的に人に説明し、納得させることができるレベルにまで至っているようにする
  iii. センターピンが間違っていたら、1週目に戻る


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