振り返り(学ぶ)

【振り返り_002】2024年2月

【総括】

「ニッパチ(2月、8月)」は小売業や飲食業などで売上が落ちる(季節性アノマリー)と言われているが、当月売上235万で過去2番目に多い売上だった。
 
 
ただし予想以上に売れるスピードが速かったため、在庫切れを起こしてしまう商品が多数発生し、機会損失も生んでしまった。
 
 
在庫補填完了は3月中旬ごろと予想。機会損失により、3月の売上は2月と同等程ではないかと予想。
 
 
また1月2月は中国が大型連休で工場が休業であったため、既存商品のテコ入れなどの「守りの事業」を進めたが、大型連休明けの3月からは新規商品追加などの「攻めの事業」に切り替える。
 
 
 
 

【2024/2月目標】と実績との比較

1.年内に月売上を500万にするために必要な仕入調査 → 継続中

実際に仕入調査で手を動かす前の、「仕入基準」を設けた。

仕入基準

  • 粗利35%以上
  • 競合の月間販売数30以上
  • 販売価格1500円以上
  • 競合数が10社以下
  • 法律・ガイドライン等に抵触しない

 
 
また3月中は、上記の基準を満たす商品を「毎日最低2個」見つけられるような仕事の進め方をする。
 
 
毎週定日(月曜を予定)に1週間内にリサーチした商品のテスト仕入を行う。
 
 
テスト仕入は5~7個。
 
 
テスト販売の完売スピードによって本発注に進むかどうかを判断する。
 
 
3月中は最低50個の新商品をテスト販売を行うやり方で進める。
 
 

2.Yahooの商品画像の改善を全て完了させる → 達成

既存商品のテコ入れ全て完了。
 
 

3.プレミアム統計を使ったストアや商品の弱点の分析及び改善を全て完了させる → 達成

継続的にSEOを経過観察するためのシステムを導入。
 
 
今までは毎週1回日曜日に全商品の検索順位を確認していたが、システム導入により毎日観測することが出来るようになった。
 
 
競合の出現等の理由で検索順位が落ちたりすると、日次で商品のテコ入れ等の対応が可能となる。
 
 

4.Amazon関連の書籍やコースの勉強を基に全体像をつかみ、参入するかしないかを判断する(2月中) → 達成。

Amazon及びWebマーケティングに関するコースも合わせて完了。参入する。
 
 

5.体重75kgまで増やす → 未達成

3/1時点で74.9kg。2月中に75kgを超えることは1度もなかった。
 
 
2/1時点での体重が72.5~73kgを行き来していたので、増えては来ているものの75kgには到達せず。
 
 
昼食を食べるのを忘れていた日が多かったように思う。
 
 

【取り組み&学んだこと】

低評価を投稿した顧客1人1人に直接謝罪する体制を構築した

これまでは、メール等で問合せが来た場合にのみ回答を行い、返金・交換等の対応を行っていた。
 
 
しかし2月からは、「レビュー管理表」を作成し、毎朝投稿された低評価レビューに目を通し、こちらから直接顧客に対してメールで謝罪連絡を行うようにした。
 
 
謝罪連絡は1発で返信がある顧客もいれば、一切返信がない顧客もいる。1発で返信が無くても2~3回ほどは連絡することで返信がある場合もある。
 
 
返信があれば、徹底的に謝罪し、返金もしくは商品の交換等の対応を行う旨を伝え、その対応完了後に低評価の修正をお願いするようにした。(※低評価の修正依頼は対応が完了した後にのみ。初めの連絡では謝罪と返金・交換等の対応の旨のみ伝える)
 
 
2月中の低評価総数は12件。返信が無かった顧客が9件。返信があり上記の対応によって低評価が変更されたのが2件。返信があり上記の対応をしたが、その後に返信がなくなり低評価の修正が無かったものが1件だった。
 
 
低評価をそのまま放置していると、少しずつ低評価が積もり、成約率の低下につながるため、今後も継続して低評価レビューを減らすための対応を続ける。
 
 

商品を売る前に人を売るフローに変更した

これまでは商品の機能を徹底的にシンプルに、かつ論理的に伝えるように商品画像を作成していた。
 
 
しかし、商品の機能などの「事実」だけを並べても、顧客の「感情」には訴えかけづらいことを学んだ。
 
 
前職では、論理的思考を基に複雑な情報を抜け漏れなく構造化し、それを小学生でも理解できるように徹底的にシンプルに表現することを美徳としていた。
 
 
しかし、そこまで緻密に理論武装しても、相手を「納得」させることはできても、「行動に移させる」事は出来ない。(※「あんたの言うことは分かるが、あんたの言う事は聞きたくない」的な感じ。)
 
 
人は論理ではなく「感情」で動くという事を学んだので、それを商品にも落とし込んだ。
 
 
やった事としては、「従業員の顔と思い」が分かる画像を1枚、「ストア設立の背景」が分かる画像を1枚、商品画像の前に挟んだ。
 
 
これを行うことで、まずこの商品を売っている人たちは誰だ、どんな思いで商品を売っているのか、というような事が伝わり、顧客の感情に若干の爪痕を残すことが出来る。
 
 
これが出来れば、他社で同じ商品を販売していた場合、当ストアの方が感情的な繋がりや顔が見える分安心感があり、購買につながりやすい。
 
 
上記2枚の画像を追加する前の1月と追加後の2月の平均購買率の実績を比べても、1月の平均購買率が1.9%だったのに対し、2月は2.2%と、前月比0.3%向上した。
 
 
もちろん上記の画像を追加しただけではなく、そもそも1月より2月の訪問者数が多く、かつ2月の販促イベントなどの影響も含まれたものではあるが、今後も経過観測を行う。
 
 

【雑記】

売上規模と年俸

創業から12年程の京セラの売上が50億の時、代表の稲森和夫の年俸は200-300万

 
 
少し稼いだと思えばすぐ調子に乗り、贅沢や娯楽に散財する人が世の中の大半だと思う。
 
 
そのような人間は10年程の短期間で見れば成功したように見えるが、30年~50年の長期で見れば必ず没落する。
 
 
「謙虚にして奢らず」という思いを一生守る。
 
 

一生懸命働くというのはそもそもの前提。努力ではない。

動物にしても、植物にしても必死に一生懸命生きていかなければ、生き残れない。それがこの自然界の掟なのだ。
しかし人間だけは「誰にも負けない努力」とか、「一生懸命生きる」ということを言えば、何か特別なことをしているように感じる。
成功するために、一生懸命に働けなければならないのではなく、生きていくために、誰にも負けない努力で働く。それが自然の摂理なのだ。


努力したと言えば、なんか偉いことをした様な気持ちになってしまいがちだが、そもそも努力することがスタートラインなのであって、偉くもなんともない。
 
 
自然を見れば答えが分かる通り、自然の摂理とか流れに沿って、当たり前に努力を続ける。
 
 

「道」の気づき

人生を生まれてから死ぬまでの2つの点を繋げて線とすると、一日一日は点であり、更にその一日の中で学んだことや経験したことは、より小さな点になる。
 
 
その点だけでは人生の線上において大きな意味を持たない。しかし一日一日の点を繋げていく行為、つまり事の「継続」をすることによって、小さな点同士が繋がり、線になっていく。
 
 
また生と死の2点を繋ぐ線は、半ば生まれたら自動的に結ばれる線、つまり2点間に初めから存在した自然のままの状態の舗装されていない線だが、自らの意思と行動で点と点を繋げることで舗装された「道」となる。
 
 
つまり武道や書道といった「○○道」というのは、一日一日小さな点を継続して、人生の線を自らの意思と行動で舗装する道に例えたから「道」という字を使っているのだと理解した。
 
 
そして何か1つの道を極める事、つまり自分の意志と行動によって人生の線を舗装し「道」にした経験があるものは、道の作り方を知っている。
 
 
宮本武蔵は「一道万芸に通ず」と言い、一道に通ずる者は他の分野でもその経験を応用することが出来ると説いた。
 
 
国は違うがレオナルドダヴィンチも似たことを言っている。
 
 
一道万芸に通ず(宮本武蔵)
 
 
To develop a complete mind: Study the science of art; Study the art of science. Learn how to see. Realize that everything connects to everything else. (Leonardo da Vinci)
 
 

言志四録の言葉

爵禄を辞するは易く、小利に動かされざるは難し (66)


爵位や報酬を辞退することは容易いこと。それは清廉の名を得られるから。
 
 
しかし小さな利欲に心を動かされないことは難しい。
 
 
つまり「ちょっとならいいか」という気持ちの方がコントロールは難しい。
 
 
しかし、現実はその「ちょっと」が積み重なったものでしかないので、特に小利に流されないようにしないといけないと思った。
 
 
 
 

聡明にして重厚、威厳にして謙沖。人の上たる者は当に此の如くなるべし。(79)


「人の上に立つものは、賢く物事の理解が早く、どっしりと構えて落ち着いて堂々としていて、かつ謙虚であるべき」という意味。
 
 
言うのは簡単で実行するのは難しい。常に忘れず実践する。
 
 
 
 

道徳に棲守(せいしゅ)する者は、一時に寂寞(せきばく)たり。
権勢に依阿(いあ)する者は、万古に凄涼(せいりょう)たり。
達人は物外の物を観、身後の身を思う。
寧ろ一時の寂寞を受くるも、万古の凄涼を取ることなかれ。
(菜根譚 第一条)


道徳を守る人は、寂しくも一時だが、
権力にへつらえば、末代の名折れである。
悟った人は物に囚われず、なき後のわが身を思う。
いっそ一時は寂しかろうと、末代名折れの真似はするな。
 
 
子供のころから家族、学校、本などで学んだ当たり前の道徳心を忘れず、正しいと思ったことを正しく行うという「真実」に生きる。
 
 
今の時代、周りを見れば道徳心を忘れ、利己心が肥大した人が多く見受けられる。
 
 
自分はそうはならないと常に我が身も省みて、毎日を生活する。
 
 
 
 

楽観と悲観のバランス

決して通い慣れた同じ道は通らないという事が、成功に近づく秘訣
 
 
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する
 
 

インスピレーションの拠り所

人はインスピレーションを外に求めがちだ。しかし私は、内に求める。自分が今やっている仕事の可能性をとことん追求して、改良を加えていくと、想像もつかないような大きな革新を図ることが出来る。
 
 

三大修養法 田口圭史

慎独:一人でいるときこそ慎む
立腰:腰を立てて姿勢を正しくする
克己:怠惰に流れがちの自分の怠け心に打ち克つ
 
 

丹田常充実

丹田とはヘソのちょっと下あたりの下腹部を指す。
 
 
常充実とは、「常に充実している」または「常に満たされている」という意味。
 
 
「丹田」が「常充実」していると、体が健康でバランスが取れており、心身ともに安定している状態でいられるという事。
 
 
特に、明治時代の人物たちの言葉や、御木本幸吉、平櫛田中、浅野総一郎といった偉人たちの言葉が引用されており、それぞれが「丹田常充実」の精神で生きたことが強調されている。
 
 
60、70は鼻垂れ小僧。男盛りは、80から。人生は一生勉強で、亡くなる時が、学びの卒業。(致知2月号に記載)
 
 
作者は不明だが、永平寺古跡館所蔵の書に下記の記載がある。

『70歳にてお迎えある時、まだ留守と言え』

『80歳にてお迎えある時、まだ早いと言え』

『90歳にてお迎えある時、そう急がずとも良いと言え』

『100歳にてお迎えある時、時期を見て、こちらからボツボツ行くと言え』


 
 

座禅の3つの基本 調身・調息・調心

まずは体を調え、呼吸を調えるから心が調う
 
 

お皿は必ず裏から洗う。

表の汚れをそのままにする人はいないので、見えないところを美しくすれば自然に全体が綺麗になる。食器洗いを通じて、人生にも表と裏がある、裏からきちんと取り組むことで何事もうまくいくことを教えてくれた。(松平洋史子)
 
 

エース株式会社の話

エースという社名には、北海道で一番の運送会社を目指すという思いを込めていました。北海道一になるには北海道で一番の会社さんと取引をすればいい。菓子卸のナシオさんや日用品卸のあらたさんなど、大手を開拓すべく営業をしまくりました。
 
 
当然ながら最初は門前払いです。しかし営業は断られてからが本当の始まりですから、何回も何十回も仕事をもらえるまで通い続けたんです。
 
 
「しつこいな、おまえ」「すみません。他に行くところないんですよ」と。しまいには「もう来るな」「はい、分かりました」と言って翌日また行く(笑)
 
 
それで先方も私を諦めさせるために、無理難題のような仕事を与えてくる。朝五時から夜十二時まで寝る間も惜しんで365日休みなく働いていましたから、完璧に応えたんです。そうしたら「いやいや、本当にやってのけた」と驚嘆されてね。真面目に一生懸命やる姿勢が、相手の琴線に触れたんじゃないですか。そうやって1つずつ大手の仕事を開拓していきました。
→ 諦めず、前向きに、一生懸命に働く。その姿勢が相手の琴線に触れる。
 
 
創業2年目に新車を購入しようとメーカー各社に見積もりを依頼した際、三菱ふそうさんだけが唯一見積書を持ってきてくれたんです。他社は全く相手にしてくれなかった。だから、車両購入は三菱ふそうさんと決めている。セブンイレブンさんの仕事は先方の指定で別メーカーを使用していますが、現在も当社車両の90%は三菱ふそうさんです。
→小さな仕事でも真摯に取り組む。相手はそのことで喜んでこちらも大切にしてくれる。三菱ふそうからすれば小さな小粒の利益だったかもしれないが、それでも真摯に取り組んだから、それに恩義を感じて大切な取引先として選んでくれている。小さなことだからといってないがしろにしない。これから大きくなっていったとしても、その気持ちを忘れずにいたい。 
 
 
 
 

【2024/3月の目標】

  • 毎日最低2商品を新規商品をリサーチする
  • 月内に新規50商品をテスト販売する
  • Amazonに出店し、商品を最低1個売る
  • 体重を77.5kgにする (現在74.9kg)
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