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【感想_0016】『フェラーリの買い方』/ 清水草一

2024年1月17日

本のタイトル:フェラーリの買い方

 
 
 
 

著者の紹介:

清水草一
1962年生まれ。集英社でサラリーマンをしながら31歳でフェラーリを購入。その後20年の間に10台のフェラーリを乗り継ぐ。
 
 
 
 

Takeaways:

1. 日本のフェラーリ正規ディーラー(販売店)は、東京2カ所、横浜1カ所、名古屋1カ所、大阪1カ所、広島1カ所、福岡1カ所の日本で合計7カ所のみ。ちなみに東北以北にはディーラーは一カ所もなし。その理由は都道府県別のフェラーリ保有台数を見れば納得する。
 
 
2. 2011年時点の都道府県別フェラーリ保有数は日本全国合計10,242台。東京で2,670台(全国割合26.1%)。東北6県(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)の合計は247台。東京都の10%にも満たない。
 
 
3. 日本で販売される正規輸入のフェラーリは、1年間で350台。
 
 
4. 日本のフェラーリは、世界でも珍しく店の鍵が開いており、通行人でも入ることは可能。海外ではカギがかかっており予約客のみで、一般通行人は入れない。また日本でふらっと入ったとしても、店の受付嬢や営業は一切声を掛けず、放置される。むしろ車に触ったりふらふらしていたら監視対象。いらっしゃいませなどもなし。カタログもなし。
 
 
5. フェラーリは「買わせていただく」もの。かつてはイタリア本国でも赤のフェラーリを頼んだのに、青が納車され抗議したが無視されたという逸話もある。「買わせてもらえるだけありがたいと思え」の精神。
 
 
6. フェラーリの車両本体価格(例)

  • F12 ベルリネッタ 3,590万
  • FF 3,200万
  • 485スパイダー 3,060万
  • 458イタリア 2,830万
  • カリフォルニア 2,369万

 
 
7. フェラーリの購入は本体価格+オプション料金。オプション料金は最低300万円は付ける必要がある。つけなければ店員から「購入は難しい」と咎められる。イタリア本社から顧客には最低300万以上のオプションをつけさせろとの指示があるとのうわさ。
 
 
8. フェラーリは「ローン」で買う。もちろん富裕層の中には数千万影程度のキャッシュをポンと用意できる人もいるが、キャッシュでフェラーリを買うと、目立つ消費行動として税務署にマークされる。それくらいの収入があり、多額の納税をきちんとしているのであれば問題ないが、基本税務調査が入れば、お土産(追加徴収)なしに引き上げる税務署局員はいないといわれている雨、キャッシュ払いは避けてローンと考える人は多い。富裕層もローンで買う。
 
 
9. フェラーリは普通の自動車保険には入れない。故障時の費用が高すぎて保険会社が損をするから。目安として、458イタリアを購入した場合、東京海上日動で保険料の見積もりを取った結果、年間80万。全年齢だと250万。
 
 
10. その他維持費は、税金、駐車場代、その他メンテナンス代等。12カ月点検の一例だと約18万円。車検整備代が約30万円。つまり購入後に保険料、税金、駐車場代、その他維持費を合計すると、約年間100万~150万
 
 
 
 

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