
このような考えを持つ方向けに記事を書きました。
この記事では、勉強しない社会人に伝えたい残酷な3つの真実を共有します。
筆者自身、社会人になって仕事が忙しいことを言い訳に、いつの間にか勉強をしなくなった時期があります。
その結果、今思えば様々な面でもったいなことをしてしまったと思っています。
それは、「時間」や「お金」や「経験」など、色々なものを手にすることができたのに、勉強をしていなかったが故に掴み損ねてしまったことがたくさんあると実感しているからです。
そんな経験をより多くの人がなくせるように、「勉強しない社会人に伝えたい残酷な真実」を解説して、すぐにでも勉強を始めるきっかけにしてもらえたらと思っています。
【目次】
勉強しない社会人に伝えたい残酷な3つの真実
まず前提として、総務省の調査結果によると、平均的な日本の社会人の勉強時間は「1日6分」です。(調査結果URL)
「1日6分」の勉強時間について、どう思いますか?
1日6分が多いか少ないかは、個人の感覚によると思いますが、少ないと感じるのではないでしょうか。
1日6分を1週間毎日続けたとしても42分です。1コマの授業の時間にも満たないですね。
日本の社会人の勉強時間は1日6分という結果ですが、もしこのまま勉強しない(もしくは足りない)と、必ず以下のような現実に直面します。
- 新しい情報についていけず、昔を思い出して感傷に浸る
- 仕事で上手い結果がでず、評価や報酬が上がらない
- いつの間にか、他の人と追いつけないほど差が出来てしまっている(ことに気づかない)
そしていつか気づきます。「勉強しておけばよかったなぁ・・・」と。(周りの人でこの言葉を口にしている人はたくさんいるでしょう。)
勉強をしない社会人が将来後悔しないように、今から勉強しないとどうなるのか、以下3つについて説明します。
- 勉強しない社会人に伝えたい残酷の真実①:人的資本の価値が上がらない
- 勉強しない社会人に伝えたい残酷の真実②:視野の範囲が狭く、広がりが遅い
- 勉強しない社会人に伝えたい残酷の真実③:他責思考になる
勉強しない社会人に伝えたい残酷の真実①:人的資本の価値が上がらない
勉強しない社会人は、人的資本の価値が上がりません。
人的資本とは、「みなさん自身の資産としての価値」のことを言います。
人それぞれ、その人が持つスキルや知識や経験など異なりますが、社会的にニーズが高い要素を兼ね揃えている場合「人的資本」の価値が高いと言えます。(※人自体に優劣があるということではないので注意)
勉強することで、この「社会的にニーズが高い要素」を複合的に身に付けることができるようになります。
例えば、以下のようになることができます。
例②) 現職の業務 × 勉強した新しい要素① × 勉強した新しい要素② = より複合的なニーズを満たす人材
もし勉強しない場合、現職以外の要素が加算されないので、他の人と代替しやすい価値の低い人的資本というレッテルを貼られてしまいます。(誰かから貼られるのではなく、いつの間にかくっついてきます)
その結果、以下のことが発生することが考えられます。
- サラリーマンの場合、業務での評価されづらくなり、プロモーションに影響したり、転職市場でのニーズが低くなる
- 個人事業主や経営者の場合、他にも同じようなスキルセットの人と比較され、提供するモノやサービスの優位性を得られづらい
反対に勉強すれば、複合的な要素が組み合わさり人的資本の価値が上がるので、長い人生の中で独自の優位性を築くためにも、社会人こそ勉強をし続けなければいけません。
勉強しない社会人に伝えたい残酷の真実②:視野の範囲が狭く、広がりが遅い
勉強をしない社会人は、視野の範囲が狭く、広がりが遅いです。
まず視野の範囲が狭いという点は、今目の前にある業務を受動的にこなしているだけでは、新しい発見に気づかないということです。
例えば、以下のようなことが起こります。
- これからどのような職業・業界にニーズがあるのか曖昧な理解しかないので分からない
- 今の自分にどれくらいのスキルがあって、それはどれくらいの価値があるのか分からない
- 今の業務に関する考え以外にも、異なる考えがあるということに気付かない
- あなたの頭の中にあることが全てだと信じ込み、他の人の意見を受け入れられない
また視野の広がりが遅いという点では、なんとなく今のままではいけないと気付きながらも、行動に移すまでの時間がかかってしまうということが考えられます。
勉強をしない社会人の方でも、ある程度ネットやニュースなので情報に触れてはいるので、視野が狭すぎるということはないと思いますが、能動的に勉強しないので視野の広がりが遅いというパターンが一番多いと思います。
視野の広がりが遅いと、以下のようなことが起こります。
- 毎日なんとなく不安に過ごし、いつの間にか歳を取る
- 時代の流れについていけず、人生の中で訪れるチャンスを掴むことができない(チャンスに気付かない)
- 後々そのチャンスがあったことに気付き、後悔する(そしてその後悔を繰り返す)
社会人でも勉強をし続けることで、常に視野を広げ続けて、さらに視野の広がりが早くして、今まで説明してきたことと反対のいい結果を生むことができます。
勉強しない社会人に伝えたい残酷の真実③:他責思考になる
勉強をしない社会人は、他責思考になります。
他責思考とは、今の自分の現状は、他人や社会などの自分以外のせいだと考えることです。
結論から言うと、今の自分の現状は、今までの自分の行動の結果が具現化されているだけです。
なぜ勉強しないと他責思考になるのかと言うと、勉強をすることで能動的な生活につながりますが、勉強をしないと受動的な生活を続けていることになるからです。
つまり、不安や不満を勉強という能動的な行動で打破しようとするのではなく、不安や不満は毎日の生活や環境が原因だと考えやすくなってしまうという事です。
例えば他責思考を持ってしまうと、以下のような考え方になってしまいます。
他責思考の考え | 真実 |
今給料が低いのは、会社が正しく自分を評価してくれないからだ | 給料が低いのは、あなたが正しく評価されるための行動をしていないからです。評価されるために数字が必要なら、どうやって数字を上げるのか考えた?上司からの評価が必要なら、上司の評価を取るための行動をした?媚を売るのが嫌なら違う職場や、自分能力を発揮しやすいへの転職に挑戦した? |
今勉強する時間がないのは、今の仕事が忙しすぎて時間が持てないから | 勉強する時間がないのは、時間が持てない環境に自分の身を置く判断を続けているからです。時間を保つために、通勤時間を減らすために職場の近くに住んだり、通勤しながら音声学習したり、1時間早く起きたり行動できた? |
仮に他責思考の考えが真実の場合もあるかもしれません。しかし他責思考をベースに物事を捉えてしまうと、他責思考が癖になってしまい、行動して現状を打破しようと考えなくなります。
事実が変わらないのであれば、その捉え方を「他責思考」ではなく、「自分原因論」に変えるだけで、現状をどう打破する必要があるのかを考えるきっかけになります。
自分原因論の場合、さっきの考え方は以下のように変わります。
他責思考の考え | 自分原因論 |
今給料が低いのは、会社が正しく自分を評価してくれないからだ | 給料が低いのは、自分が正しく評価されるための行動をうまくできていないのかも。評価されるために数字が必要なら、数字を得るために数を増やそう。上司からの評価が必要なら、上司がどこを評価しているのか調べてそれに合わせて行動しよう。媚を売るのがやっぱり自分らしくないから、自分が評価する側に回ろう(起業・独立) |
今勉強する時間がないのは、今の仕事が忙しすぎて時間が持てないから | 勉強する時間がないのは、時間の使い方に無駄があるのかも。今の時間の使い方を見つめ直して、改善点を探そう。通勤時間を減らすためだけに引っ越しはできないから、通勤しながら本を読んだり動画や音声を使って勉強しよう。 |
事実は同じでも、「他責思考」から「自分原因論」に変えるだけで、具体的なアクションプランに落すことができますし、ポジティブな考えをすることができるようになります。
まとめ:勉強しない社会人に伝えたい残酷な3つの真実
最後に、勉強しない社会人に伝えたい残酷な3つの真実をまとめます。
- 勉強しない社会人は、人的資本の価値が上がりません
- 勉強しない社会人は、視野の範囲が狭く、広がりが遅いです
- 勉強しない社会人は、他責思考になります
これらの真実を打破するためには、社会人でも勉強し続けるしかありません。
勉強する時間の確保の仕方は、別の記事でも載せているので、今日から時間を作って勉強をし続けていきましょう。