最近様々なメディアでFIREが取り上げられていますね!
AERAでもFIRE特集が組まれたり、DIAMOND onlineでもFIREに関する記事が紹介されているので、今年はますますFIREが世の中に浸透していきそうですね。
本記事の内容
- AERA4月号のFIRE特集の内容を考察します
筆者の情報
この記事を書いている私は、FIRE達成に向けて、労働収入を増やしたり、副業で事業収入を得たり、投資で配当収入を得たりしています。
この記事では、AERA4月号のFIRE特集の内容を考察したいと思います。
AERAで特集が組まれていたFIREに関して興味がある方は、この記事を参考にしてみてください!
【目次】
【特集】AERA4月号で取り上げられたFIREの5ステップを考察
2020年から2021年の春にかけて、テレビや雑誌などの様々なメディアでFIREについての特集が組まれていますね。
今後ますます日本にもFIREが浸透していって、実践されようと思う方も増えていくのではないかと思います。
もしFIREについてまだあまり詳しくないという方は、別途FIREに関する基礎知識が学べる記事があるので、事前知識を持ってからこの記事を読むと理解しやすくなると思います。
【FIREとは?】20代・30代で経済的自由と早期リタイアを実現させるFIREという生き方
AERA4月号でも特集が組まれていたFIREですが、その巻頭特集では「FIRE完全マニュアル/実現への5ステップ」と題した内容が紹介されています。
具体的には以下の5ステップです。
FIREの5ステップ
- 住居費をゼロもしくは最低限にする
- FIRE後の生活費をシュミレーションする
- 必要な運用資金を計算する
- 運用しながら資産を貯める
- 目標額に達成したらFIRE
AERA4月号で紹介されていたFIREの5ステップを、本ブログで紹介している内容と一緒に1ステップずつ解説していきます。
FIREのステップ①:住居費をゼロもしくは最低限にする
まず最初のステップとして、「住居費をゼロもしくは最低限にする」ということが挙げられています。
住居費は毎月の出費の中でも、ほとんどの場合一番大きな割合を占める出費です。
FIREを達成する目安として「4%ルール」が有名ですが、「4%ルール」を使うためには、以下2つのポイントを考慮する必要があります。
「4%ルール」を使うための2つのポイント
- 「4%ルール」を使って資産運用するための資産を作る
- 月々の生活費をなるべく抑える
これらの2つのポイントを抑えるためにも、ステップ1の「住居費をゼロもしくは最低限にする」は特に効果的です。
支出の割合の高い住居費を抑えることができれば、その分を投資に回すこともできますし、そもそもの生活費が下がることで、FIRE達成後も「4%ルール」を基に安定した生活を送ることが可能になります。
実際にFIREを達成したとして、AERA4月号で取り上げられている「桶井道」さんは、実家暮らしによってFIRE達成のための資金を貯めることができたそうです。
実家暮らしでなくてもなるべく住居費を抑えて生活することで、FIRE達成の期間はグッと短くなるので、住居費はなるべく最低限にするようにしましょう。
「4%ルール」について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【FIRE達成シミュレーション】資産運用の出口戦略「4%ルール」とは?
FIREのステップ②:FIRE後の生活費をシュミレーションする
ステップ2は、「FIRE達成後の生活費をシュミレーションする」です。
ここでは、毎月の生活費を現時点からなるべく抑えてその生活を維持することで、FIRE達成後の生活費をシュミレーションしやすくします。
先ほどのステップ1「住居費をゼロもしくは最低限にする」も踏まえて、毎月の固定費や変動費を洗い出せば、毎月の支出を最適化して生活することができるようになります。
例えば以下のようなことをすれば、毎月の支出の削減につながります。
支出削減の方法
- 電気を新電力に変える
- スマホを格安スマホに変える
- 食費の予算を決めて、予算内で生活する
このような工夫は、変更する時点では手間はかかりますが、変更後はただ生活するだけで生活費が下がるのでとてもおすすめな方法です。
また食費は固定費ではないですが、自分でコントロール可能な支出の1つなので、可能であればなるべく安く抑えたいですね。
食費を抑えて栄養価もきちんととりたいという方には「完全食」がおすすめです。
完全食は1日に必要な栄養素をほとんど含んだ食事なので、節約できるのに栄養バランスも良いという、家計に優しく体にも優しいおすすめの食品です。
【完全食は安い?】完全食で食費の節約&必要な栄養摂取を両立させる方法
また、menuというアプリを使って、1日の食事を約500円に抑えるという裏技もあります。
【2021年版】宅配サービス「menu」のクーポンを使って食費を1日約500円にする裏技
これらの方法などを使って毎月の生活費を下げて、FIRE達成後もある程度その生活費を維持すれば、支出を最適化した生活を行うことができるので、おすすめです。
FIREのステップ③:必要な運用資金を計算する
ステップ3は、「必要な運用資金を計算する」です。
基本的にFIREを達成するための条件として有名なのが、「年間支出の25倍の資産を築く」ということです。
年間支出の25倍の資産を基に、先ほど紹介した「4%ルール」を使って運用利回りで生活をすれば、資産を減らすことなく生活することができるというのがFIREの仕組みです。
FIRE達成に必要な資金については、【本当はいくら必要?】あなたがFIREを達成するためにはいくらお金が必要ですか?の記事で解説しているので、どれくらいの資金が必要なのか、記事を基に計算してみてください。
FIREのステップ④:運用しながら資産を貯める
ステップ4が、「運用しながら資産を貯める」です。
ステップ1やステップ2では、生活コストを抑えて資産を貯めるということを紹介しましたが、この2つのステップで貯めた資産を、資産運用に当てるようにしましょう。
またこのステップ4は、ステップ1とステップ2と同時並行で行うようにしましょう。
資産を貯めるために貯金するのと同時に、資産運用することで、貯蓄するだけよりも早く、FIRE達成に必要な資産を築くことができます。
またFIRE達成後に急に資産運用を始めても、資産運用のやり方がわからないので、資産運用に失敗して資産を減らしてしまいことにもなりかねません。
FIREを目指すのであれば、すぐにでも証券口座を作って、小額からでも投資に慣れていくことをお勧めします。
証券口座を作成する際は、銀行や証券会社の窓口に行って証券口座を開設するのではなく、ネット証券で開設することをお勧めします。
理由は以下の通りです。
ネット証券をおすすめする理由
- 手数料が圧倒的に安い
- 窓口で手数量の高い投資商品を勧められることがない
- 証券会社までいく時間を節約できる
- ネット銀行と連携させれば、振替手数料なども無料にすることができる
正直、証券口座に関してはネット証券の1択しかないくらい、ネット証券で口座解説する方が有利です。
日本では「SBI証券」と「楽天証券」が、手数料の安さや使いやすさなどが理由で1番人気の証券口座ですが、私個人はどちらも保有しているので、2つとも作ってみるのが良いと思います。
SBI証券に関しては、FIREを目指すのであれば購入しておきたい「海外ETF」を毎月自動で積み立ててくれる機能があるのでおすすめです。
SBI証券を使った自動積立の方法に関しては、【画像で説明】SBI証券で海外ETFを毎月簡単に自動積立する方法で紹介しているので、参考にしてみてください。
FIREのステップ⑤:目標額に達成したらFIRE
最後のステップは「目標額に達成したらFIRE」です。
つまり、ステップ4で運用した結果、ステップ3で設定した目標金額に達した後は、FIREするだけということになります。
ちなみにここまで来るのには、大きく7つのステップがあると言われています。
それは以下の7つのステップです。
AERA4月号の特集では5ステップですが、少し細かくすると7ステップあると言われています。
【人生設計】FIRE達成(経済的独立&早期リタイア)までの7つのレベル【あなたはどのレベル?】
どちらにせよ、この「目標額に達成したらFIRE」は最後のステップになりますが、このステップに到達した時点で、あたなには2つのオプションが与えられます。
2つのオプション
- 働くか
- 働かないか
FIREを達成したということは、あなたは働かなくても生活費が資産運用で入ってくる状態になります。
しかし多くのFIREを達成した人たちによると、そのほとんどの人が何かしらの仕事をして生活をされているようです。
FIRE達成はゴールではなく、あくまでも自分の時間の自由を獲得しただけであり、人生の中の通過点に過ぎません。
FIREを達成した後に何をしたいか、考えるのもワクワクしてモチベーションになるので、あなたは人生の時間を使って何をしたいのかゆっくり考えてみてください。
きっとそれが、ステップ5にたどり着くまで、つまりFIREを達成するまでのモチベーションになってくれると思います。
まとめ:【特集】AERA4月号で取り上げられたFIREの5ステップを考察
最後にAERA4が都合で取り上げられたFIREの5ステップを整理したいと思います。
FIREの5ステップ
- 住居費をゼロもしくは最低限にする
- FIRE後の生活費をシュミレーションする
- 必要な運用資金を計算する
- 運用しながら資産を貯める
- 目標額に達成したらFIRE
FIREはもともとがお金持ちの方だけではなく、普通の会社員の方でも十分達成可能な目標となり得ます。
ぜひ今日から、FIRE達成を目標に生活をしてみてください。