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【FIRE達成シミュレーション】資産運用の出口戦略「4%ルール」とは?


 
 

悩むひと
「4%ルール」って具体的にどういう意味・・・?
「4%ルール」についてもっと詳しく知りたいな・・・

 

こんなお悩みを解決します。

 
 

本記事の内容

  • 「4%ルール」について知ることができます
  • 「4%ルール」を使って、どのように生活するのかイメージできます
  • 「4%ルール」を使って、生活する場合の資産シュミレーションが分かります

筆者の情報



この記事を書いている私は、FIRE達成に向けて、労働収入を増やしたり、副業で事業収入を得たり、投資で配当収入を得たりしています。
 

この記事では、FIRE達成後の資産運用の出口戦略である「4%ルール」について説明します。

 
 
「4%ルール」について詳しく知りたい方や、FIREについて学びたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
 
 

【FIRE達成シミュレーション】資産運用の出口戦略「4%ルール」とは?


 
 
結論から言うと、「4%ルール」とは以下のようなルールのことです。
 
 

4%ルール

  • 年間支出の25倍の資産を築いて投資に回し、その資産の4%未満を取り崩して生活する。
  • その場合、30年後に95%の確率で資産を残しながら生活をすることができる。
  • また、85%の確率で資産が減るどころか増やしながら生活することができる。

この「4%ルール」は、元々以下の研究論文で提唱されていましたが、30歳でFIREを達成したカナダ出身のPeter Adeney(ピーター・アデニー)というブロガーにより有名になりました。

 
 

「4%ルール」の研究論文

  • 1994年に元ファイナンシャルアドバイザーのWilliam Bengenが発表した研究論文(URL)
  • 1998年にアメリカのトリニティ大学の3人の教授が発表した研究論文(URL)
  • 2005年に30歳でFIREを達成した、カナダ出身の元エンジニアのPeter Adeneyのブログ「Mr.Money Mustache

これらの研究論文や、実際に「4%ルール」を基にFIREを実践したPeter Adeneyにより認識されましたが、さらに2020年1月に「4%ルール」の有効性の正しさが検証されました。

 
 
それは、Mr. The Poor Swiss(ミスター・ザ・プアースイス)という方が、1871年〜2019年の間で「4%ルール」を基に生活が可能かシュミレーションした結果、現代でも「4%ルール」の有効性が認められたということでした。
 
 
このように「4%ルール」は、研究や実践により実現性の高いFIREの出口戦略として、現在でも支持されているルールだということが分かります。
 
 
【FIREとは?】20代・30代で経済的自由と早期リタイアを実現させるFIREという生き方
 
 

4%ルールを基にした2つの出口戦略


 
 
「4%ルール」を基に、資産から生活費として取り崩す方法として、大きく2つの方法があります。
 
 

4%ルールを基にした2つの出口戦略

  • 定額を取り崩す方法
  • 定率分を取り崩す方法

それぞれの方法のメリット・デメリットを説明します。

 
 
どちらが正しいということはないので、自分自身の経済状況に合う方を併用しながら使うというのが現実的かもしれません。
 
 

4%ルールを基にした出口戦略①:定額を取り崩す方法

 
 
まず1つ目の方法としては、「定額を取り崩す方法」です。
 
 

定額を取り崩す方法

  1. 「定額を取り崩す方法」のメリット
    • 定額で取り崩すので、生活の計画が立てやすい
    • 定額で取り崩すので、資産総額の推移がイメージしやすい
    •  

  2. 「定額を取り崩す方法」のデメリット
    • 定額で取り崩すので、資産運用の利回りが低かった場合、資産を減らす結果となることがある
    •  

4%ルールを基にした出口戦略②:定率分を取り崩す方法

 
 
次に2つ目の方法として、「定率分を取り崩す方法」です。
 
 

定率分を取り崩す方法

  1. 「定率分を取り崩す方法」のメリット
    • 定率分しか取り崩さないので、資産運用の利回りが変動しても資産を減らしづらい
    • 定率分の取り崩しなので、生活レベルをあげようと思うことなく、自然に倹約することができる
    •  

  2. 「定率分を取り崩す方法」のデメリット
    • 定率分の取り崩しなので、資産運用の利回りが悪かった場合、生活費が少ない、もしくは追加で資産の取り崩しを行う可能性がある
    • 定率分の取り崩しなので、明確な支出の計画が立てにくい
    • 定率分の取り崩しなので、資産総額の推移がイメージしづらい
    •  

4%ルールを実践した場合のシミュレーション


 
 
例として、以下の前提条件を基に、「4%ルール」のシミュレーションしてみます。

シュミレーションの前提条件

  • 年間の支出は「180万円」 (内訳:15万円 × 12ヶ月)
  • FIRE達成に必要な資金は「4,500万円」 (内訳:(15万円 × 12ヶ月)×25倍)
  • FIRE達成後、30年間生きる

上記の前提の場合、「95%」の確率で資産を使い切ることがないという結果になりました。

 
 

 
 
このグラフは、上記の前提条件と「4%ルール」を基に、120通りのパターンで計算した結果の、パターン別の資産推移の折れ線グラフです。(120パターン中「95%」で資産を使い切らなかったということが分かる)
 
 
これらの計算結果やグラフは、「FIRECalc® Results」というサイトで無料で計算することができます。
 
 
具体的には、URLからページに飛んだ後、以下の3つの項目に数値を入力して「Submit」を押せば自動で計算してくれます。
 
 

入力する項目

  • Spending:年間の合計支出額
  • Portfolio:現在保有する資産総額
  • Years:FIRE達成後に何年生きるのか


 

 
 

あなたの計画に合わせて数字を変更して、「4%ルール」のシミュレーションをしてみてください。

 
 

まとめ:【FIRE達成シミュレーション】資産運用の出口戦略「4%ルール」とは?


 
 
この記事では、資産運用の出口戦略「4%ルール」について説明しました。
 
 
「4%ルール」についての概要や、シミュレーション結果など、FIRE達成に向けて役に立つ情報だと思うので、参考にしてみてください!
 
 
またこのブログでは、FIRE達成を目指す方向けに役立つ情報を毎日発信しているので、ぜひチェックしてみてください!
 
 

  • この記事を書いた人

だん

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