
このような疑問を持つ方向けの記事を書きました。
この記事を読んで分かることは、以下の通りです。
この記事を読んで分かること
- 音声メディア(音声コンテンツ)とは何か概要が分かります
- 有名な音声メディア(音声コンテンツ)を4つが分かります
- 音声メディア(音声コンテンツ)の市場規模や、将来性が分かります
2021年1月下旬ごろから「Clubhouse」が話題となっていますが、2021年は音声メディア(音声コンテンツ)が着実に注目され始めた年であると感じています。
有名インフルエンサーの方々も音声メディア(音声コンテンツ)に進出してきたりと、これからも音声メディア(音声コンテンツ)に関する追い風が有ると思われます。
この記事では、音声メディア(音声コンテンツ)に関する概要や、有名な音声メディアの種類、これからの市場規模や将来の可能性について、入門版という形で情報を整理して説明します。
【目次】
音声メディア(音声コンテンツ)とは
音声メディア(音声コンテンツ)とは、音声を通じて情報を共有したり発信をしたりすることのできる、メディアやプラットフォームのことです。
音声メディアの他にも、「音声コンテンツ」、「音声SNS」、「ボイスメディア」などと呼ばれたりもしています。
従来で言えば「ラジオ」が元祖音声メディアのようなものですが、一方的な情報発信だけではなく、インターネットを通じてより多くの方が音声で情報発信をすることができるようになったり、音声を通じた人との交流ができるようになったりすることから、音声メディア(音声コンテンツ)が注目されるようになっています。
例で言えば、2021年1月下旬に話題になった、シリコンバレー発の音声SNS「Clubhouse」や、日本発の音声メディア「Voicy」などにが有名で、利用者も増えている印象があります。
有名な音声メディア(音声コンテンツ)の種類4つ
次に有名な音声メディア(音声コンテンツ)の種類を4つ紹介します。
有名な音声メディアとして、この記事では以下の4つを紹介します。
有名な音声メディア
- Clubhouse
- Voicy
- Stand.fm
- Podcast
音声メディア(音声コンテンツ)①:Clubhouse
Clubhouseは2021年1月下旬より、日本で話題になり始めたシリコンバレー発の音声メディア(音声コンテンツ)です。
Clubhouseをきっかけに、音声メディア(音声コンテンツ)について意識し始めたという方も多いのではないかと思います。
Clubhouseの主な特徴の3つを紹介します。
Clubhouseの主な特徴
- 招待制である
- 実名制である
- 有名な方の対話をリアルタイムで聞ける
まずClubhouseの特徴として、招待制であることがあげられます。私も知人に招待してもらいました。招待された方も他の人を招待するための枠を2つもらえるので、招待がどんどんつながっていって参加者が増えていっています。
利用するには実名で登録する必要がありますが、利用者は200万人を超え、これからも拡大していきそうな様子があります。
クラブハウスCEOのポール・デイビソン氏は、TwitterやFacebookなどの他のSNSがどんどん有害になる中、本物のコミニュケーションを育てるためにClubhouseをデザインしたと述べています。(Business Insider)
実際にClubhouseでは、アーカイブ配信(過去の配信)がないリアルタイム配信のみなので、直接的なコミニュケーションに近い印象があります。
音声メディア(音声コンテンツ)②:Voicy
Voicyは日本初の音声メディアです。著名なビジネスのプロ、芸能人、インフルエンサーの方が声で情報を発信しているプラットフォームです。
Voicyの主な特徴として、以下の3つを紹介します。
Voicyの主な特徴
- Voicyで音声配信するには審査が必要
- 日本初の音声メディア
- 放送が小分けにされていて聞きやすい
Voicyで音声を配信するためには、Voicyに申請して審査を受ける必要があります。
つまり誰でもVoicyで音声を配信できるというわけではありません。
そのため、厳選されたプロの方や影響力のある方に限り情報発信ができることから、Voicy内のコンテンツの信憑性や質は高いというイメージです。
実際に利用してみると分かりますが、Voicyは日本初の音声メディアなので、まだまだコンテンツの量は多いとは言えません。しかしこれからもどんどん参入者が増え、古参配信者のコンテンツの量も増えていくことから、メディア自体も成熟されていくこと予想されます。
またVoicyの利用感としては、配信者のコンテンツの中でさらに内容が小分けされているので、本の目次のように必要な部分だけを切り取って聞くことができます。これによってだらだらと音声を聞き流すと言うより、必要な情報のみを取捨選択して聞くことができます。
音声メディア(音声コンテンツ)③:Stand.fm
Stand.fmは2020年に設立された、誰でも簡単に音声配信ができるプラットフォームです。
Stand.fmの主な特徴は以下の3つです。
Stand.fmの主な特徴
- ライブ配信時は投げ銭機能があるト
- 質問箱があり、音声で返信ができる機能がある
- フォロワー数やライブ参加者数が非表示
まず1つ目の特徴として、Stand.fmの場合、ライブ配信時に投げ銭機能があることが特徴です。
直接ファンの方からの支援を受けることができるので、マネタイズがシンプルであると言えます。
また質問箱のような機能にリスナーが質問を投稿し、その質問に対して配信者が音声で返信ができるので、リスナーと配信者の相互的なコミニュケーションにも特徴があります。
またSNSではフォロワー数や視聴者数が表示されることにより、メリット・デメリットがあると思いますが、Stand.fm場合は、それらの数字を非表示にしています。
これは、Stand.fmの創業者の中川綾太郎さんが、「フォロワーを増やすことや、PV最大化に必死になるような息苦しさの中、優しい場所を作りたいと思った」と述べているので、その思いが機能に現れているような気がします。(僕らがstand.fmを創った理由)
音声メディア(音声コンテンツ)④:Podcast
Podcastとは、さまざまな企業が提供している、インターネットで音声配信しているプラットフォームです。
Podcastの主な特徴を3つ紹介します。
Podcastの主な特徴
- 世界中に利用者が多い
- ライブ配信ではなく作り込まれた質の高いコンテンツが配信されている
- 様々な企業が提供しているPodcastがあ
Podcastで有名なものは、Apple純正のPodcastや、Spotify Podcastなどがあります。
これらは、最近の「音声メディア」と言う言葉が注目される前から、利用されている音声情報配信プラットフォームでAppleやGoogleなどがプラットフォームを所有しているので、利用者が世界中にいるため市場規模がとても大きいいです。
またライブ配信ではなく、テレビ番組のように構成が作り込まれて編集されているものが多いので、配信内容の質はとても高いと感じます。
古くからある音声メディア(音声コンテンツ)プラットフォームなので、コンテンツの量も多く、自分のニーズに合う配信を見つけられやすい音声メディアと言う印象です。
音声メディア(音声コンテンツ)の市場規模や将来性
次に音声メディア(音声コンテンツ)の市場規模や将来性について説明します。
音声メディア(音声コンテンツ)の市場規模
音声メディア(音声コンテンツ)の市場規模は拡大傾向にあります。
デジタル市場・産業領域の調査や評価を行っている機関の「デジタルインファクト」の調べによると、2019年以降デジタル音声の広告の整備が本格的に始まり、広告主が音声メディアを通じて広告を出せるような収益化環境の整備が進んだことから、市場規模が拡大してく見通しであるとの調査結果がでています。
(デジタル音声広告の市場規模は2020年に16億円、2025年には420億円に)
調査結果のグラフを見ても分かる通り、2019年時点では7億円規模のデジタル音声広告市場の規模が、2022年には145億円規模になり、それ以降も拡大していく見通しとなっています。
まだまだこれから音声情報プラットフォームの成熟化やマネタイズのための環境が整備されていくことで、市場規模は年々拡大していくことが予見されているので、プレイヤーとして参加する価値はあると予測されます。
音声メディア(音声コンテンツ)の将来性
音声メディア(音声コンテンツ)の将来性に関しては、今後確実に伸びていく分野である言えます。
その理由としては以下のようなことが挙げられます。
今後確実に伸びていく分野である理由
- 新しい情報や技術が次々とアップデートされるため、従来のメディア(本・新聞・テレビ)だけでは情報のインプットのラグが発生することから音声メディアによる高速インプット・高速アウトプットの需要が増える
- YouTubeは動画撮影・編集などの参入ハードルが高いが、音声メディアはそれらの時間がかからず、かつ顔出しする必要がないので参入ハードルが低い
個人的にYouTube Premiumを音声メディアとして使っていたりしますが、動画向けの音声なので時々理解できなかったりしますが、音声メディアように収録した音声配信だと、音声のみのリスナーに考慮した配信になると思うので、YouTubeとは違った層に対して音声メディアはこれから有効な手段になるのかなと感じています。